04.限りある予算で実現するために

限りある予算で実現するために

  〜コストを鑑みた合理性〜

家は “base” である

何はともあれ。ベースを決めなきゃ始まりません。ベースという単語には、もとになるもの、基礎・基本・基準、根拠地という意味もあります。
まずは、土地と家族(今とこの先)に合わせて、土地にベースを配置してみましょう。

野球のベース

公認野球規則でベース(塁)とは、ランナーが得点するために、触れなければならない4つの地点の一つとされ、上図のようにサイズが定められています。

1、ベースは四角形を基本とする

Hシリーズは、 正方形 (正方形)と 長方形 (長方形)の四角形が基本。凸凹 はありません。
凸ったり、凹ったりすると、壁面積が増えます。屋根も複雑になります。土地条件や、人には好き嫌いがあるので、ムリ強いはしません。
ハッキリしているのは、強度的にも、コスト面でも、単純な四角形が有利なことです。

2、ベースの数は18種類あります

建物の大きさは、18種類(縦向きも入れると33種類)あるベースの中から選びます。
100分の1の敷地図を用意し、100分の1のベースを、その敷地図に置くと、余白が生まれます。その余白をどう活かすか、デッキや庭などを考えながらベースを選びます。

ベースサイズ一覧

<4 x 3.5>の例
4x3.5ベースの例

シンプルな総二階が目指すところ

“総二階”というのは、1階と2階の面積がほぼ同じ建物のことです。1階の上にそのまま2階があるカタチです。
このシンプルなカタチは、とても合理的です。
通し柱や梁などの構造がシンプルになり、デコボコした建物よりも耐震性が上がりますし、外に接する外壁面積も少なくなり、断熱・気密も有利。下屋がないので、屋根の面積も最小限になるし、雨漏りの心配も2階部分だけです。
もちろん、これにより削減できたコストを別のところで使えます。
敷地と家族の生活に即して、さまざまな形態の建物があることは否定しません。その価値を認めた上で、強・用・美を統合した実質価値の高い住宅を、多くの方が手に入れられる価格で提供できる有効な方法として、びおハウスHシリーズは評価されています。
一見融通が利かないように見える四角形の建物が、建築家・半田雅俊と、知恵ある地域の工務店の手によって、意外や自由自在のものであることを、施工事例や各社のwebサイトでご覧ください。びおハウスHシリーズの価値に気づいていただけることでしょう。

限りある予算の中で、質と実とLoveのある家をつくりたい。
それが、びおハウスHシリーズのコンセプトです。

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